アクアマリンとは?意味や効果、石言葉を解説

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アクアマリンとは?

アクアマリンとは?

アクアマリンはその名の通り、海をぎゅっと閉じ込めたような美しい天然石です。透き通る淡いブルーがキラリと輝く姿。それはまさに太陽がキラキラと反射する海面のよう。海の力が宿るとされるこの石は、穏やかな、しかし力強いパワーを秘めています。今回はそんなアクアマリンについて解説していきます。

アクアマリンの特徴

アクアマリンといえば、その透き通るような淡い青色が特徴です。まるで浅瀬を覗き込んでいるような、穏やかで清く澄みわたるような色合いが魅力です。光の加減で色の深さが変わり、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれます。

アクアマリンは「ベリル」という鉱物の一種です。この鉱物は石に含まれる鉄やクロムなどの成分によって色が変わります。その色合いによって、アクアマリン、エメラルド、モルガナイトなどと名前が付けられています。

また色の範囲は、水色、やや緑がかった水色、ほんのりと青を感じる透明に近いものなどがあります。深い海のような濃厚な青色で、透明度の高いものほど価値が高くなります。

さらに、アクアマリンは3月の誕生石としても有名です。

語源・和名

アクアマリンの語源

アクアマリンの語源は、ラテン語の「aqua marina」。これは「海水」を意味する言葉です。青く澄んだ海を連想させる、この石にぴったりの名前ですね。まるで、大海原の広がりを小さな石に閉じ込めたかのよう。その名前からも、アクアマリンの持つ透明感や輝き、パワーが伝わってきます。

和名は「藍玉(らんぎょく)」もしくは「水宝玉(すいほうぎょく」です。

主な産地

アクアマリンは世界各国で産出されます。中でもマダガスカル、ブラジル、ナイジェリア、中国は、高品質なものが採掘されることで有名です。これらの国々からは、透明度が高く鮮やかな色合いのアクアマリンが産出されます。その他、パキスタン、インド、ナミビア、タンザニア、ロシア、スリランカなどがアクアマリンの産地として知られています。

モース硬度

アクアマリンのモース硬度は7.5から8です。鉱物の中でも比較的硬い石に分類されます。

ちなみにモース硬度とは、ひっかいた時の傷つきやすさを示す尺度。硬度が高い=ひっかいても傷がつきにくいということです。アクアマリンはその硬度により、日常生活でも安心して身につけることができます。リングやネックレス、イヤリングなどアクセサリーとして人気の理由のひとつです。

しかし、強い衝撃や硬い物質との接触は避けましょう。大切に扱うことで、その美しさを長く保つことができます。

鉱物データ

項目データ
化学式Be₃Al₂Si₆O₁₈
青色、青緑色
結晶系六方晶系
モース硬度7.5 - 8
比重2.68 - 2.73
屈折率1.567 - 1.590
光沢ガラス光沢
透明度透明から半透明
和名藍玉、水宝玉
主な産地マダガスカル、ブラジル、ナイジェリア、中国など
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アクアマリンの種類

サンタマリア・アクアマリン

サンタマリア・アクアマリン

サンタマリア・アクアマリンは、アクアマリンの中でも特に高品質な種類。その色は、深い海のような濃厚な青。透明度が高いのも特徴です。もともとはブラジルのサンタマリア・デ・イタビラ鉱山で採掘されたアクアマリンのことを指していました。ここで産出されるアクアマリンは、濃く美しい青で知られています。現在はブラジル産に限らず色の濃いアクアマリンがこの名前で呼ばれています。ナイジェリア産のものも有名です。

サンタマリア・アクアマリンは、ジュエリー好きの人々の中でも人気があります。その美しい青色は、どんな装いにも洗練された印象を与えます。エレガントなネックレスやリングに加工されることが多いです。

モスアクアマリン

モスアクアマリン

モスアクアマリンは、名前の通り、内部に苔のような模様を含むことが特徴です。独特の模様は、まるで自然の芸術作品のよう。この模様は鉱物の成長過程で、内包物や微細なクラックが原因で形成されます。モスアクアマリンの基本的な特性は、一般的なアクアマリンと同じです。

ジュエリーとして加工される際にも、その模様が生きたデザインの一部となります。その個性的な美しさが人気です。

アクアマリンの石言葉

アクアマリンの石言葉

アクアマリンの石言葉には、「幸福」「聡明」「勇敢」などがあります。

幸福」という石言葉は、アクアマリンが持つ穏やで優しい海のパワーから来ています。透き通るブルーは、見る者の心を落ち着かせてくれます。そして、海のような優しく穏やかな心で幸せな気持ちにさせると言われています。古代より、アクアマリンは愛と若さの象徴。持ち主に幸福をもたらすと信じられてきました。

聡明」という言葉は、アクアマリンが持つ透明感とクリアな輝きによるものです。この宝石は、心を鎮め、冷静な判断力を高めるとされています。古代の哲学者たちは、アクアマリンを身につけることで知恵が深まると考えていました。

勇敢」という石言葉には、船乗りたちの伝説が息づいています。アクアマリンは「海の守護石」とも呼ばれ、航海の安全と勇気を象徴してきました。海の神々からの贈り物とも言われています。荒れ狂う海でも、持ち主に勇気を与える力があると信じられています。

アクアマリンのパワーストーンとしての効果

アクアマリンのパワーストーンとしての効果

癒しの効果

アクアマリンは、ヒーリングストーンとしても人気。その穏やかな色彩は見る者の心を落ち着かせてくれます。また、ストレスや緊張を和らげる力があるとも言われています。身につけることで、心の平穏を取り戻し内面からの癒しを感じられるでしょう。深い海を思わせる静けさは、心の奥深くにある悩みや不安を静めます。アクアマリンは穏やかな気持ちへと導いてくれるのです。

対人関係を良好に導く効果

アクアマリンは、人と人との関係をスムーズにする力も持っています。この石は、コミュニケーション能力を高め、言葉による表現を豊かにしてくれると言われています。対人関係においては、相手を理解し、自分の考えを上手く伝えることが重要です。アクアマリンを身につけることで、人々との間に生じる誤解を解消。より良い関係を築く手助けをしてくれると信じられています。

水に携わる方のお守りの効果

昔、遠い海の深くに美しい人魚が住んでいました。彼女は岸辺で漁をする若い船乗りを見て恋に落ちました。しかし、人魚と人間の間には越えられない壁が。二人の愛は、許されない運命にありました。心痛む別れ。彼女はただ静かに泣くことしかできませんでした。彼女の涙は美しい宝石に変わり、海岸に打ち上げられました。それがアクアマリンです。

このようなエピソードから、古来アクアマリンは航海の安全や豊漁を願うお守りとして使用されてきました。今もなお、水に携わる人々のお守りとして大切にされています。

アクアマリンの持つ意味、言い伝え

アクアマリンの持つ意味、言い伝え

「幸せな結婚」

アクアマリンは、「幸せな結婚」の象徴とされています。その清らかな青色が、夫婦の間に穏やかな愛を育むのです。パートナーと良い関係を保つ効果があると言われています。結婚記念日の贈り物として選ばれることも多いです。この石を身につけることで、永遠の愛と幸せを願う心が込められています。

「天使の石」

また、アクアマリンは「天使の石」の呼び名も持ちます。この石は昔から、結婚や出産などのお祝いとして贈られてきました。この石を贈ると、贈られた人も贈った人も幸せになるという言い伝えがあります。

「夜の女王」

アクアマリンは「夜の女王」と呼ばれることも。さわやかな見た目とのギャップに驚く愛称ですよね。これは月光の下で輝くアクアマリンの美しさからきています。神秘的な力で、持ち主を夜の危険から守るとも言われています。

暗い中でもわずかな光できらめくアクアマリン。ヨーロッパの貴族は、夜会に行くときにこぞってこの石を身につけたそう。キャンドルの光を反射するこの石の美しさに魅せられたのです。そこから、この石は自分自身の魅力を増幅する力があると言われるようになりました。現代でも、プレゼンなど人前で話すとき。または面接やデートで相手に良い印象を与えたいとき。この石を身に着けると効果的です。

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